木工を稼業としているうえで、どんな手作業よりも、一番大切な"手作業"だと思っているのは"木屑"の処理。
広葉樹の木屑はとても優秀なので、肥料としてご近所の畑にお配りしたり、専業農家さんにお届けしたり、どうしても余ってしまう場合は処分したり、色々方法はあるけれど、どれを選択するにも"手作業"で袋に移す。
当初、集塵するための袋も2枚に増やしてやってみたけれど、やはり1枚でしっかり管理できるように戻した。
自分がこれだけの木を削って、モノをつくり、生活をしているということを忘れないように、機械屋さんにどんなすごい集塵機を勧められても、やんわりお断りしている。
大切なことをすぐに忘れがちな僕にとって、目が覚める大切な作業。
他に使い道がないものか・・・いやはや頭が堅くて困る。