家具や額縁を作っていると、大小様々な形の"木っ端"がでます。
この木っ端の使い方は、きっとその工房それぞれ。
"暖"をとるための薪にしたり、ここからさらに小物を作って"道具"として販売したり、捨ててしまうにはもったいない大きさのものがたくさんあります。
そんな"木っ端"の僕なりの活かし方が"寄付"。
工房の近くに"特別支援学校"があり、そこに通う生徒達にとって、この"木っ端"を磨いたり、色を塗ったり、少し形を整えて、商品として販売することが、社会に出る時、大いに役に立つというお話を先生からお聞きして以来、使い易そうな大きさ、形を集めて、大きいものは切って、集めています。
家具を作りながら、常々考えているのが、"ただもの作りをしているだけではいけない。"という、尊敬する先輩家具職人の言葉。
木を活かしきるというのは、おそらく一番難しい"技術"。
木は人が生きて行く為に、力を貸してくれている訳なので、僕もそれに少しでも応えてあげれたらなと思います。